2016年1月14日木曜日

伊藤 允彦

【自己紹介】29歳。男。日本人。昨年のTIPAMで参加した演劇クエスト・横浜トワイライト編が心に残り、演劇クエスト創作ワークショップに参加。誰かの辿った道を辿るため、お披露目会に参加

【1】みんなで一斉に出発。皆同じ赤い本を手にしているのに、バラバラに動いていくのが不思議な感じ。象の鼻テラスのガラスの壁に描かれた質問が心に刺さる。「いまここに何か足りないものはありますか」今日の象の鼻テラスは餅つきをやっていたり、横浜消防出初式があったりなかなかカオス。足りないのは「平衡」かな。
【7】自動ドア。勝手に開くから普段は気に留めないものをいざ探すのはなかなかに難しい。
【15】今回は大冒険がしたいと思っていたので、「足に自信がある」と心の中で吹聴する。実際は、ない。
【33】赤レンガ倉庫の方まで目をやるとヘリコプターが飛んでいたり、消防車が走り回ったりと目まぐるしいが、目の前の海は穏やかで、空も澄み渡っている。海に背を向け冒険へ出かけよう。
【112】再び足に自信があるかを聞かれる。やはり自信はないが、今日は挑戦すると決めたのだ。
【51】道中の壁面にあるたくさんの丸に目を惹かれる。小学校の頃にやった「⚪︎人でケーキを分けるためには、どのように切ればいいでしょうか」という問題を思い出す。
【12】誰かの夢に話を読んだ後、遺跡群のレンガに目をやる。詳しい解説の文章が、まるで嘘のように感じる。誰かの幻想に迷い込んだ感覚。
【115】お腹が空いたので中華街へ。人生初の中華街である。
【66】「あつあつですか?それともお土産ですか?」の掛け声に惹かれ、あつあつを選ぶ。
【117】アメリカ山公園口へ抜けるため、ビルのエスカレーターをひたすら登る。このビルはやけにブライダル関係のお店が多い。僕には一生関係のない場所だ。
【104】冒険の書は坂を下れと言っているが、今は坂を登りたい気分なので、寄り道をする。地方気象台と外個人墓地を眺め、一息つく。
【53】元町の裏通りをぐいぐい進む。途中、巌島神社の鳥居の前で一礼し、中には入らず通りさるおばあちゃんの所作に目を奪われる。あのおばちゃんにとって、巌島神社は日常なのだろう。異邦者である僕は、鳥居をくぐり、境内で手を合わせる。
【109】車から見るトンネルと歩きながら見るトンネルは、どこか違うものに感じる。トンネルの先を見に行きたい気持ちを押え、路地へと入っていく。
【10】道中、「おしゃれぱーてぃー」と書かれた不思議なお店を見つける。店の前には白いスーツに身を包んだナイス・ミドルが。たしかにおしゃれである。
【83】京浜東北線の高架下にある中区子供の遊び場。鉄格子で囲まれ、入り口が封鎖されたその姿から、こどもは感じられない。
【124】いくら進めども、諏訪神社が現れず、こころが折れそうになる。テキストだと4行でたどり着くのに、現実ではそうはいかない。
【103】小鳥屋の向かいの電柱にはスズメがたくさん。このお店で餌をもらうため、人間がいなくなるのを待っているようだ。
【39】夕日が眩しくなり、果たして打ち上げにたどり着けるかどうか、不安になる。
【128】延々と歩く行為が誰かの夢とリンクしているような感覚を覚える。
【94】ついに信号のある交差点にたどり着く。もはやここがゴールである。
【84】フライ屋の誘惑に負ける
【68】横浜橋商店街が、前に訪れたより穏やかに感じる。
【76】小さな通用口を通り抜け、裏の世界へ。
【131】「ふじ」でもあり、「あきら」でもある場所を見ながら、「はかないもの」について考える。
【41】神社にお参りし、大通り公園を目指す。
【37】【65】ついにゴールにたどり着く。長い道のりだった。光る石に腰掛け、今日の冒険を振り返る。

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